第54話
早いですね
「もう12月ですね～」
「そうですね～、早いですね～」
「今年も終わりですね～」
「あっという間でしたね～」
「…」
「なんか、これくらいの時期になると、毎年同じ会話してません？」
「そういえば、そうですね～」
「わはははは」
私と担当の美容師さんの会話。
毎年、この時期は、必ずこの会話。（笑）
過ぎてしまえば、あっという間だったけれど…
一つ一つ振り返ってみると、１年って意外と長い気がします。
わが家では大晦日に、「各々がその1年間を振り返る」という恒例行事があります。
名付けて…
「ツバキ家のゆく年くる年！」
ゆく年くる年
夫のネリオ、息子のサクタと私の3人で、１２月３１日の夕食後に行う行事です。
何をするかというと…
各自、事前に書いておいた質問の回答を順番に発表します。
質問は、その年によって少しずつ異なるのですが、大体以下のような内容です。
「今年一年を漢字一文字で表すと？」
「今年一番印象に残っている出来事は？」
「今年一番がんばったことは？」
など…
みんな、1年間をじっくりと振り返りながら、思い思いの回答を考えます。
そして夕食前までに所定の用紙に書いておくんです。
※ちなみに質問は、ツバキが独断と偏見で考えてます。
もう11年も続いているので…
なくてはならない？
空気のような？
やらないと年が越せないような？
そんな位置づけになりつつあります。
私はもう7月頃から、『今年の漢字は、○かな～』と考えてました。（笑）
先日夕食の後で、サクタが「どうしよう…」と何か悩んでいるようでした。
「どうしたの？」と尋ねたところ、
「今年の漢字…」という返答。
君も同じなんだね…
この行事は、わが家にしっかりと根付いているようです。
年によって少しずつ異なる内容ですが、一つだけ11年間ずっと変わらない質問があります。
それは…
「来年、やってみたいことは？」
誰にも言わず、ただ頭の中で考えているよりも、
文字にしたり、言葉にしてみる方が、うまくいきやすいような気がします。
言霊効果でしょうか…
来年も、頭と心に柔軟性をもたせて、新しいことにチャレンジしていきたいな～、なんて、考えているところです。(*^-^*)
ツバキのつぶやき
いろいろなことがあった１年ですが、おかげ様で家族みんな、元気に年を越せそうです。
無事が何よりです。
２０２４年も、素敵な一年でありますように…
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