『第29話』約束

家づくり

第29話

外構工事

新居への引っ越しは完了しましたが、家の外構工事はこれからです。

テラスポーチのタイルや、フェンス、ウッドデッキ、駐車場、植樹等・・・

門柱は、照明とポスト、表札、インターホンが一体型になっているタイプを選びました。
設置されるまで、少し時間がかかるので、その間、不便でしょうから、と外構工事を依頼している会社の Kさんが、仮のポストとインターホンを貸してくれました。

新しい家の前に置かれた、かなり年季の入ったポスト・・・ (;一_一)

なんだか、ちょっと、恥ずかしい・・・ (;一_一)

2020年7月中旬~8月下旬頃まで、様々な業者さんが入れ替わり立ち代わり、作業をして下さいました。

水道の元栓からの水漏れ、門柱の照明がつかない等、多少トラブルはありましたが、無事、終了。

身体が溶けてしまいそうに暑い毎日。
炎天下での作業、皆さま、本当にありがとうございました!!!

(*^-^*)

母ツツコの部屋の横のウッドデッキ↓

掃除マニア?

やはり、新築の家は、何もかもが新しくて気持ちがいいですね~ (*^-^*)

新しいから、少しの汚れも、気になります。

休日になると、家の掃除をするのですが、以前より、掃除をする面積が増えたので、結構時間がかかります・・・

朝9時頃から取り掛かって・・・、終わってみると夕方近くということも・・・ ( ̄д ̄)

新居へ引っ越して間もない頃は、いつもこんな感じで・・・ (;一_一)

休日の度に、掃除疲れ・・・ (;一_一)

休日なのに、ぐったり・・・ (;一_一)

あれ? あれ?? 何かおかしいんじゃない?
毎回、毎回、こんなに時間がかかるって・・・

最初の頃は、慣れなくて、要領がつかめず、ひたすら、隅から隅まで掃除しまくってました。

年末の大掃除レベルで・・・(笑)

しばらくして、気付きました・・・
常に、フルコースでなくていいと・・・
そんなに、がんばり過ぎなくてもいいんだと・・・

最近、ようやく、バランスがとれるようになってきた気がします・・・ ( *´艸`)

住み心地

私たち家族は、これまで築50年と51年の木造住宅に住んでいました。

特に何のメンテナンスもしてこなかった為、家の老朽化が著しく、地震、台風・火災等の災害に対しても非常に不安がありました。

大きな台風や地震があったらどうしよう・・・、と常に怯えて暮らしていました。

そこで、『安心・安全・みんなが仲良く暮らせる家』という家づくりのテーマを掲げ、2軒の中古住宅から二世帯住宅へ、建て替えることにしました。

いろいろと大変なことはたくさんありましたが(詳細は第1話~28話をご覧下さい。)、多くの方々のお陰で、無事に新居へ引っ越しすることができました。

引っ越しをして、何よりも嬉しかったのは・・・

安心して暮らせるようになったことです。

もう、怯えて暮らさなくてもいいんだ・・・

これだけで充分です。

家づくりに携わって下さった全ての方々と、ここまで支えてくれて、頑張ってくれた家族に、深く感謝します。

特に、私が先祖から譲り受けたこの土地に、一緒に住み続ける覚悟を決めてくれた、夫のネリオには、感謝以外の言葉が見つかりません。

大切な家族と、安心して暮らせる家がある・・・

これ以上の幸せはありません・・・

ツバキのつぶやき

父は、母ツツコと再婚し、私が生まれました。

私が生まれた後も、父の前の家族といろいろとトラブルがあったようで、ツツコはかなり苦労していました。

やることなすこと、いちいち文句をつけてくる同居の姑(私の祖母)、自分は毎晩飲み歩いているのに、生活費は一円もくれず、家の事は一切しない夫(私の父)。

孤軍奮闘していたツツコも、いろいろなことが重なり、耐えきれなくなったのでしょう。

私が小学校低学年の頃、たぶん7、8歳くらいだったのではないかと思います。
ある日、ツツコから『二人で家を出ようか?』と聞かれました。
学校の友達と別れるのが嫌だったため、私は『嫌だ!!!』と即答しました。

ツツコは、私のために、家を出ることを諦め、留まることを決意し、ひたすら耐える道を、選択してくれました。

この時、もし二人で家を出ていたら、母の生まれ故郷の新潟で暮らすことになったのでしょうか? 
きっと、今とは、違う人生を歩んでいたと思います・・・

この一件からしばらくして、『私のために、自分の自由を犠牲にしてくれたツツコを、私が、守らなければいけないんだ。』と、子供ながらに考えるようになりました。

そして、ツツコに『いつか、自由にのんびり暮らせる家を建ててあげるからね。』と泣きながら、約束したことを覚えています。
『絶対に建ててあげるからね。』、『絶対に!』、『絶対に!』 と、何度も何度も繰り返しました。

あれから、40年以上の月日が流れました。

40年間、一度もこの約束を忘れたことはありませんでした・・・

が、残念ながら、約束を叶えることは・・・
できていませんでした・・・ (;一_一)
でも、諦めたら終わりだと思い、気持ちだけはずっと持ち続けてきました・・・

新居への引っ越しが終わり、すこし落ち着いてきたころ、この約束のことを思い出しました。

これって、もしかして、あの時の約束を実現できたってことになるのかな?
あ、でも、私じゃなくて、ネリオが家を建ててくれたんだけど・・・
チ、チームで建てたってことで、おまけしてもらえるかな・・・?

そんなことを考えながら、恐る恐る、ツツコに尋ねてみました。

『あれから随分、時間がかかっちゃったけど・・・』
『やっと、あの時の・・・、約束を果たしたっていうことに・・・』
『なる・・・のかな・・・?』

・・・

・・・

・・・

ツツコは私をじっと見て、言いました・・・

『そんなことあったっけ?』

『全然、覚えてないわ、ハハハ』

・・・

( ̄д ̄;)

( ̄д ̄;)

( ̄д ̄;)

( ̄д ̄;)

( ̄д ̄;)

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